現在では使用されていない昔のトタンで施工された壁ぎわの水切りが、経年劣化で腐食してボロボロの状態だったようで、それを取り除き社長が新たに施工しました。
特にサッシ下やトブクロのきわのあたりは腐食が進んでいるようです。昔のサッシは現在の物と比べると雨漏りがしやすい構造となっているし、取り付けるときのサッシまわりの処理の仕方も今時の方法と比べると随分あまいです。
それに加えて普段の弱い雨ではあまり雨のかからない軒下部分の水切りなどに、台風などの暴風雨で運ばれてくる塩気を含んだ雨水がかかり、そのまま普段の雨では流されずに残ってしまい余計に昔のトタンでは腐食が進行するようです。
最近ではとても少ないですがステンレス製の物や銅板も扱っていますがステンレス製はほとんど腐食しませんが高価で扱いもむずかしく、銅板は昔はかなり長持ちすると言われ高価でも柔らかく、加工しやすくてキレイな細工が和風建築などに映えるので結構使っていましたが、雨水が集中しておちる箇所などでは十年前後でもすぐに穴が空いたり材料が薄くなったりするので、雨漏りの原因になる箇所などでは使用しなくなりました。
現在使用しているすべての鋼板の材質がガルバリウム鋼板で、ステンレス製や銅板に比べれば安価で加工もしやすくて耐腐食性にもすぐれていて高耐久性な材質なので、施工をする自分たちも屋根の材料や色々な雨漏りの心配な箇所の水切りなどの材料として、安心して使用しています。