■この仕事の楽しいところ

現場が色々な場所になるので、それが一番いいところかもしれません。

色々な場所に行けるし、色々な人に会えます。

気分転換にもなりますし、ストレスも感じません。

外で仕事に集中していたら、一日が一瞬で終わります（笑）

とにかく、仕事をする時間が早く過ぎます。

■建築板金の仕事とはどんな内容ですか。

建築板金の仕事が分かってきて、仕事が出来るようになると、1日は早くすぎます。

仕事が出来るようになるまでは、きつく感じることもあると思いますが、そこを越えれば、かなり楽になると思います。

人間関係は大事と思います。

私どもの仕事は、家を建てる、施主さんや大工さんからの依頼がほとんどです。

挨拶は必ず、出来なければいけません。

大体、3年位である程度のことが出来るようになります。
もちろん、細かい加工等は奥が深いので、3年以上かかるものもありますが、現場で動くのに困らないようになると思います。

■どのような人が建築板金の仕事に向いていますか

建築板金の仕事は、運動神経のいい人は特に、伸びるのも早いと思います。

ですが、人づきあいがうまい方も向いていると思います。

現場では他の職種の職人さん（大工さん、左官さん）と作業することが多いので、人づきあいがうまい方は現場の雰囲気もいいものにしてくれるので、そのような方もいいと思います。

人づきあいが苦手な方で、黙々と仕事をしたいという方もいいです。
挨拶が出来れば、問題はありません。

■重たいものを扱うわけではないのですね

力仕事はほとんどありません。

極端な話ですが、やる気さえあれば女性でも出来ると思います。
汚れる仕事でもないです。

建材を扱うので、ほこりが付くことはありますが、大きく汚れる仕事でもありません。

父親の代から、現在まで事故は起きていませんが、”絶対”はないので、気を抜かずに細心の注意で仕事をしています。

イライラした気持ちで仕事をしないようにしています。

あわててやるのと、素早くやる、とでは意味が違ってきます。
決して、あわててやらないようにしています。

■高所の作業なので、細心の注意で作業をしているとのことですが

住宅建築は、天気に左右される仕事です。

大工さんも天気を考慮して仕事をしています。

私どもも、「雨が降るまでに、最低限ここまでは作業をしておかなければいけない」という事がよくあります。
冬は屋根が凍ってしまい、仕事に取り掛かれないこともあります。

また、風が強い日も風が収まるまで待つこともあります。

屋根に使う、金属板は横幅が7メートル以上ありますので、クレーンで持ち上げる際に風があると非常に危険です。

風で金属板が折れたりすることを避けるために、風が収まるのを待つのです。