老朽化した瓦棒のとくに下地がダメになりやすい水下の唐草の部分や、ノボリのケラバと呼ばれる部分の唐草の部分をすべてを切断し、使用できない下地は新しい下地と交換しています。唐草はすべて新しいものと交換して施工しています。
水上のカベについた所やノボリのカベについた所は可能ならカベを一度取り外し、水切りなどを撤去して屋根本体を施工したあとに新しい水切りと交換して施工しています。よせ棟の水切りも古い棟の水切りや下地を取り除き新しいものと交換して施工しています。
谷になった部分も古い谷の周りをかなり広めに切断して、古い瓦棒の先端を取り除き新しい谷を施工しています。
二階の屋根と一階の主屋根は瓦やさんが瓦で屋根替えしています。自分たちはハフ板の板金包みと雨ドイの交換をしています。
ノボリのハフ板を包む作業ではすべてのケタが外側に飛び出ているのでかなり施工に苦労しまして時間もかかりました。
屋根が何か所かに分かれていて複雑な形でガタついていたのと、ハフ板の施工でも時間がかかりそうでしたので工事の受注の時からできるときに少しずつでも進行させていただくとのことでしたが、たいへんながらくおまたせしました。