一番長いヨコブキの材料で15メートルありそんなに長い材料は運搬やレッカーでの荷揚げにも困るので、12メートル以上の材料は卸売し屋さんが現場にヨコブキを成形する機械を積んできて、注文した長さとヨコブキ用の幅にカットしてきた材料をその場で作ってもらいました。
自分たちはこれを現場成型りゃくしてゲンセイと言います。
ゲンセイを屋根に荷揚げするときは色々なパターンがありますが今回は卸売し屋さんが機械を荷台から屋根の上に引っ張り出すように、角度をつけて積んできてくれました。卸売し屋の人達は三人がかりで下から屋根に向けて機械からできてくるヨコブキを屋根に向けて差し上げていき、自分たち四人は屋根にならんで待ち、できて上がってくるヨコブキをみんなで順番に持つて引っ張りあげて屋根の上の方へ運んでいきます。これの繰り返しで全部で50枚ぐらいゲンセイしました。時間もおよそ二時間半かかりました。
ゲンセイ以外の材料はいつものレッカーさんに荷揚げをお願いて今回もお世話になりました。この屋根には谷が四か所もありその分材料の枚数もふえるし手間と時間もかかりました。
以前は瓦屋根で壁際の水切りの部分に大きなすき間ができるので寸法どりして工場から作ってきた水切りを施工しました。
この八角形のカベも大きなすき間があいていたので水切りでふさぎました。
今回の施工でだいたいの施工が完了しましたが板金工事が完全に終了するにはあと半日分ぐらいぐらいかかりそうです。