この新築の屋根はヨコブキに似たエバールーフというタイプの屋根で、ヨコブキよりも重なりの部分の段差が高くなり鋼鈑製の屋根に少し厚みが付いたように見える特徴があります。何日か前に自分たちが施工させていただきました。
今回は大工さん達が窯業系サイディングを施工をする前に、土台に敷いてある換気のための通気材などからの雨の侵入を防いだり、立ち上がりの基礎の部分に直接雨水がかかるのを防ぐ効果などがある、土台水切りというガルバリウム鋼板製の部材を大工さんから注文のあった色、寸法で工場から加工して持って来て施工しました。
まず土台水切りの施工の前に、建物の外周の角々やサッシや出入り口によって土台水切りがつながっていない場所に、レーザーの水準器を使って取り付けの基準となるレベル(水平となる同じ高さ)をはかりしるしを付けて、次は墨ツボでしるしとしるしをつなぐ線をつけていきます。
数年前までは昔からある覗いて測るタイプのヤツでがんばっていましたが、段々と歳をとるにつれて目もおとろえてきて自分も老眼の仲間入りです。そんなわけで新しいレーザーの水準器を会社が購入してくれてからは速くて正確なレベルが出せるようになりました。ほんとに近頃は機械の道具の進化がすごくて亀の甲より年の功より道具の効です。
素早く正確な墨だしの効果もあり比較的順調に建物外周の土台水切りの取り付けは終わり、最後に独立した柱回りのを取り付けてすべての土台水切りの施工が終了しました。
この後は大工さんと三時の休憩をしてそのあとは、雨ドイを取り付ける正面の破風板と呼ばれる部分もガルバリウム鋼鈑で包むように依頼されているので、その寸法どりをしてから工場へ帰りました。次回はその破風板の施工と雨ドイの施工作業におとずれます。